近年、名大陸上部は苦境の中にいた。
チームの最大目標である七大戦では、ここ数年優勝から大きく遠ざかっていた。かつて全日本大学駅伝常連だった長距離も、2012年を最後に出場が途絶えている状況だ。
しかし、昨年、一昨年と力のある新入生が多数入部。これを受けて、未来を見据えたチーム強化に本格的に乗り出した。七大戦優勝・全日本大学駅伝出場、チームとしての2つの目標は既に現実味を帯びてきている。実際2021年の七大戦では女子総合優勝、男子総合2位の結果を収めており、強い名大の復権は、遠い未来の話ではない。
名大陸上部は、125名の部員(共に練習する他大生※61名を含めると186名)が、個性豊かな9つのパートに分かれ、選手は週4日、マネージャー・トレーナーは週3日、今何をすべきかを自発的に考え、各々の取り組みを行う、自由な雰囲気の中で活動している。