9月のハイライト

2020.04.16

富士北麓ワールドトライアル2019

高地においては空気が薄いため、空気抵抗が少なくなる。よって短距離種目や跳躍種目では記録の面で有利になるのだ。

そのため、全国各地からトップアスリートが記録を狙おうとこの大会に集うため、必然的にハイレベルな争いが繰り広げられる。

名大からは小田将矢(M2)と真野悠太郎(5)が400mH決勝に出場

真野は3位、小田は8位と、プロアスリートにも劣らないパフォーマンスを発揮した。

全日本インカレ

高校生にインターハイあり。ならば大学生に全カレあり。

9月に行われる全日本インカレは、まごうことなき大学陸上界の最高峰の戦いだ。出場するためには、高い標準記録を突破するか、地区ICで優勝する必要がある。全カレ出場への道のりは平坦ではなく、出場できるだけでも大学陸上選手にとってはこの上ない名誉だ。

しかし、その狭き門をくぐり抜けることのできる選手が、名大陸上部には多数いる。
昨年は名大から6名の選手が出場した。中には優勝争いに絡むような大活躍を見せた選手もいた。

おなじみの理系ハードラーコンビ小田(M2)、真野(5)は400mHに出場。

2人とも順調に予選、準決勝を勝ち進んだ。強豪犇めく決勝では、ユニバーシアード4位の豊田選手(法大4)、富士山麓ワールドトライアル覇者の高田選手(法大4)という超有力選手の間でトップ争いを繰り広げた。

最終的には小田は銀メダル、真野は4位入賞と、大学最高峰の戦いで快挙を成し遂げた。

3000m障害決勝には、東海インカレ覇者の塚本亮司(4)が出場。決して本調子でないコンディションではあったものの全国の大舞台を駆け抜け、16位に終わった。

10000m決勝には國司寛人(D2)が出場。自己目標に迫る25位に終わった。

やり投には西田亮也(M2)が出場。西日本インカレで全カレ標準を切る記録で優勝し勢いに乗っていた。最初で最期の全カレで22位に漕ぎ着け、有終の美を飾った。

10000m競歩には中川晴子(4)が出場。2018年日本選手権で会心の歩きを見せ、20kmWで初の全カレ標準切りを見せた。本人にとっても憧れ続けた全カレの舞台に燃えていたようたったが、失格という不本意な結果に終わり、リベンジを誓った。

全日本大学駅伝東海学連選抜チーム選考レース

6月に行われた全日本大学駅伝選考会において、大学としての出場が叶わなかったの学生の中から10000mのタイム上位8人が「東海学連選抜」として全日本大学駅伝本戦に出場することができる。この大会はその選考レースに当たる。PBではなく当日のタイムの上位から順に選出されていく。

昨年は森川(2)が自己ベストを更新する快走を見せ、大本命であった國司(D2)を上回る全体3位で走りきったのが印象深かった。その國司も4位で走り終え、決して本調子ではなかったようだったが流石の安定感。勝田(3)はPB更新する快走を見せ7位に。3人は見事東海学連選抜としての伊勢路の切符を勝ち取った。

全日本大学女子駅伝予選会

例年秋に開催される全日本大学女子駅伝対校選手権大会、通称「杜の都駅伝」の東海地区の代表出場校を決めるのがこのレースだ。当日六人の5000mのタイムの合計で順位が決定される。

昨年は怪我人が多く、12月に行われる東海学生駅伝に向けてさらにチーム状況が悪化するのを避けるために棄権となった。この悔しさを今年の大会にぶつけるような走りに期待がかかる。